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日本車に活路、“世界最強”部品大手の選択!!

リーマン・ショックによる落ち込みを経て、日本車のグローバル生産が活発だ。トヨタ自動車、日産自動車、ホンダなど日本の自動車大手8社の2012年世界生産台数は約2468万台(前年比18.6%増)となり、マツダと三菱自動車を除く6社が過去最高を更新した。東日本大震災からの立ち直りという反動増の面もあるが、品質や燃費の高さなど日本車の国際競争力が高いことを示している。
こうした日本車メーカーと密接な関係を築いているのが、日系の自動車部品メーカーだ。たとえばトヨタ系にはデンソー、アイシン精機、ホンダ系にはケーヒン、日産系にはカルソニックカンセイといった、有力企業が寄り添う。
その牙城に切り込もうと、世界最大の自動車部品サプライヤーが攻勢を強めている。売上高523億ユーロ(約6兆3000億円、2012年速報値)を誇る、ドイツのボッシュである。
「新興国市場で日系への供給を高めたい」
「これまで日系メーカーにおけるシェアが低く、売り上げは不十分だった。今後、生産が拡大する新興国市場で日系への供給を高めたい」。2月22日、来日したボッシュのフォルクマル・デナー会長は、東京都内の記者会見で強調した。
ボッシュの12年売上高は世界全体でみると前年比1.6%増にとどまったが、実は日本車メーカー向けに限れば約8%増と伸びが大きい。ボッシュはさらに日本車メーカーに食い込もうとしているのである。
なぜ欧州系の世界最大手が、日系の開拓に躍起になるのか。
背景にあるのは売り上げの半分以上を占める欧州市場の低迷だ。2ケタ増の北米、中国の景気減速があっても5%の伸びを見せたアジアとは対照的に、欧州は前年比2%の減少となった。「債務危機の影響も和らぎ、欧州経済は安定化に向かっているが、南欧を中心にいまだ厳しい。13年も欧州の自動車市場は昨年に引き続き2%ほど縮小するだろう」(デナー会長)。
そこで目をつけたのが為替リスクの回避や製品の現地化を加速させるべく、新興国で現地生産を拡大してきた日系メーカーだ。足元では円安という追い風もある。「新しい技術革新導入の意思決定が行われるのは日本、生産が拡大するのは新興国。日本にも新興国にも根を張るボッシュのグローバルネットワークは大きな強みになる」(デナー会長)。
競合・デンソーとの資本提携を解消
ボッシュが日系メーカーへの供給を強めれば、デンソーなど日系部品大手との競争は激化する。ボッシュは昨秋、保有していたデンソー株のすべてを売却すると発表、資本提携関係は解消された。デナー会長は「株式売却はあくまでも買収資金に充てるなどの財務的な判断。戦略的なものではなく、成功している合弁事業をやめるつもりはない」と話す。
2社の関係は1953年の技術導入契約締結にさかのぼる。その後はスパークプラグの製造やカーナビ用LSIの開発などで協業を進めてきた。デナー会長は、競合関係が資本提携の解消につながったことを否定したものの、それまで豊田自動織機に次いでデンソーの第3位株主だったボッシュが、その出資を引き揚げた意味は小さくない。
デナー会長は会見の前日、2月21日に開かれたトヨタ自動車の「グローバル仕入先総会」に出席。その場でサプライヤーへの最高の賞といわれる「グローバル貢献賞」を受賞した。日系最大手トヨタとの蜜月は、ボッシュが目指す方向を示している。トヨタをめぐって、ボッシュとデンソーの関係が変化してきているのは間違いない。
(東洋経済)
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