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劣勢のスズキ、女性目線でダイハツ追撃!!

3割を切ったシェアの挽回に向け力を込める鈴木修会長
シェア挽回のきっかけをつかめるか。スズキは新型の軽自動車「スペーシア」を発表した。同社は2007年に軽トップの座をダイハツ工業に譲って以降、ジリジリと水を空けられている。10年からはシェアダウンも続き、12年にはついに30%を割り込んだ。
会見に臨んだ鈴木修会長は「主力のワゴンR、燃費を引き上げたアルト、そしてスペーシアで、昨年に大きく離されてしまったシェアを挽回する勢いにしたい」と力を込める。
今回投入するスペーシアは、1.7メートル以上の車高を持つワゴン車で、スーパーハイトワゴンと呼ばれるカテゴリーの軽。車内空間を広く取っていることが最大の特徴で、ファミリーを中心に、近年人気が高まっているタイプだ。
この市場はダイハツの「タント」が先鞭を付けた。一昨年、軽の再強化を掲げたホンダが「NBOX(エヌボックス)」を投入し、業界を驚かせる大ヒットを記録。スーパーハイトワゴンは軽の市場の中でも、約3割を構成する一大カテゴリーに成長している。
ところが、このカテゴリーでスズキの存在感は薄い。従来から「パレット」という車種で戦いに挑んでいるものの、2強に歯が立たないのだ。月間販売台数で、NBOXが1.7万~2万、モデル末期のタントでさえ1万台以上は売るのに対して、パレットは多くて5000台。日産自動車にOEM供給(相手先ブランドでの販売)している「ルークス」を合わせても8000台程度にしかならない。成長カテゴリーでの低迷が軽全体でのシェア低下の大きな要因になっている。
スぺーシアはパレットをフルモデルチェンジしたもので、田村実副社長(国内営業本部長)は「広い車内空間を誰もがすぐにイメージできるように名称変更した」と説明する。あえて車名を変更してきたところにスズキの危機感が透けて見える。
子育て女性に照準
実際、広さにはこだわっている。パレットは、競合車と比較した場合、外観を含め広さで遅れを取り、それが成績に響いたという大きな反省があるからだ。
スペーシアでは車室の前後長や天井の左右間隔を広げただけでなく、床高も下げ、ダッシュボードの大きさも変更して広さを追求した。
また、ターゲット層をファミリー、それも赤ちゃんから小さな子どもを育てるお母さんに絞った。ファミリーカー購入の決定権を握るのはまさにお母さんだ。彼女たちに訴求できなくては勝負にならない。
開発を担当した熊谷義彦・四輪技術本部第一カーライン長は、「多くの子育て中の女性の車利用状況を調べ、その不満を解消することに力を入れた」と言う。
その一つが収納の充実だ。たとえば、子どもの乗る車には必需品の箱ティッシュペーパー。助手席前や天井には箱ティッシュ専用の収納ボックスを装備、ドアにも収納スペースをふんだんに設けている。
さらに、子どもを抱っこするなど両手がふさがるシーンが多いことを想定、ワンタッチで後部ドアのロックと開閉ができる仕組みを軽としては初めて導入した。
販売面では営業店の統廃合と大型化を進め、女性も入りやすく使いやすい改装やサービスの導入を強化している。
ホンダ、ダイハツの壁が立ちはだかるうえに、今年からは日産自動車もスズキからOEM供給を受けるのをやめ、三菱自動車との合弁会社による軽を主力に据える。軽市場は堅調だが競争は一段と激しくなる。スズキが目指すシェア回復にスペーシアの成功は不可欠だ。
(東洋経済)
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