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ホンダ「アコード」の決断!!

北米で販売しているアコードのプラグインハイブリッド(PHV)仕様
北米で販売しているアコードのプラグインハイブリッド(PHV)仕様

ボンネットとトランクを持つ5人乗りのクルマ。昭和の日本では、乗用車といえばセダンが定番中の定番だった。ところが平成に入るとミニバンやコンパクトカー、SUV(スポーツ多目的車)など車種の選択肢が広がり、今や国内乗用車市場、特に日本車でセダンを選ぶ消費者は圧倒的な少数派になってしまった。

トヨタ自動車「マークⅡ」が「マークX」に、日産自動車「ブルーバード」が「シルフィ」へと名前を変えたことに代表されるように、「コロナ」「カリーナ」(トヨタ)、「セドリック/グロリア」「サニー」(日産)などといった、かつて日本の乗用車市場を引っ張ってきたセダンのビッグネームは、次々とその名を消してしまっている。


「昔の名前で…」は通用しない

「昔の名前で出ています」と定番ブランドのセダンを従来どおりにモデルチェンジしていては、日本の消費者は見向きもしない。ピンクのボディカラーで話題になっている新型「クラウン」をトヨタが投入(関連記事はこちら「トヨタ『クラウン』の憂鬱」)したのは、象徴的な出来事といえる。

高級セダン「レジェンド」「インスパイア」が昨年、それぞれ終止符を打ったホンダも、同様の危機感を持っている。そのホンダが代表車種「アコード」で、大胆な決断に踏み切った。

ホンダは3月15日、国内で「アコード」の新型車を6月に発売すると発表した。2012年秋に北米で先行発売したモデルを、日本でも投入する。今回の新モデルが通常のモデルチェンジとワケが違うのは、ホンダが思い切った車種構成へ舵を切るからである。

米国で展開するガソリンエンジンのみを搭載するモデルは、日本国内向けには販売しない。エンジンとモーターを組み合わせて走るハイブリッド車(HV)と、充電により、時には電気自動車(EV)のようにも走れるHVであるプラグインハイブリッド車(PHV)のみとなる。実際、PHVは一般の需要が見込めないことから、自治体など特定顧客向けにごくわずかの販売にとどめる。つまり、一般への販売はほぼHVに絞り込むのだ。

新型アコードのHVは、新たに開発した2モーター式のハイブリッドシステムを採用。ブレーキを掛けたときの減速エネルギーを徹底的に回収・再利用することで、燃費は1リットル当たり29キロメートル程度と、ガソリンのコンパクトカー並みに高めた。

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アコードはホンダの主力車種で、特に北米で人気が高く、世界的に見るとホンダの屋台骨を支えている。だが、車種の細分化が進んでいる日本では、消費者のニーズが多様化。セダンの需要は低迷し、アコードも例外ではない。1994年に7万台を超えたアコードの販売台数は、昨年2000台強とピークの3%程度の水準にまで落ち込んでしまっている。


HV専用でプレミアム感を持たせる戦略か

一方、日本ではトヨタの「プリウス」「アクア」が大ヒットしているように、既存の燃料インフラを使って燃費を伸ばせるHVの人気が高まっている。トヨタの「カムリ」や「クラウン」など、中大型セダンでもHV仕様は比較的健闘している。クラス最高燃費となるHVに絞って展開することで、プレミアム感を持たせ、ブランド価値を高めるのが、ホンダが国内向け新型「アコード」で採る戦略であろう。

なお、米国ではすでにアコードPHVを発売しており、HVも投入する予定だ。ただ、米国市場は割高なHVの人気は日本のようには高くなく、あくまでガソリンエンジン車が主軸となる。日本はあくまで特殊な市場。アコードに限って言えば、ホンダは日本で台数を追わない戦略に割り切るといえそうだ。

(東洋経済)




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ブログパーツ [ 2013年03月19日 09:00 ] カテゴリ:ホンダ | TB(0) | CM(0)
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