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撤退続く幕張にイオンがあえて出店するワケ!!

経済産業省は今年1月届出分の新規出店予定の大型店舗を公表した。それによれば、新規出店の届出があった大型店は50件で昨年同月比1件増に(表参照)。これで新規出店届出件数は昨年10月以降、4カ月連続で前年同月を上回る結果となった。
イオングループのフラッグシップモール
今月分の新規出店届出で最も注目されるのが、11月1日オープン予定の「(仮称)イオンモール幕張新都心」(店舗面積9.6万平方メートル)である。商業施設の開発・運営を行うイオングループの中核企業・イオンモール(本社・千葉市美浜区中瀬)が、イオンのフラッグシップモール(旗艦店)としてグループの総力を結集して建設する。
編集部が集計したところ、開店すれば百貨店を含む全国の大型店舗約2万件の中で第9位、首都圏では埼玉県越谷のイオンレイクタウン(13.0万平方メートル)、三井不動産の運営する「ららぽーと TOKYO-BAY」(店舗面積11.6万平方メートル)に次ぐ、第3位の店舗面積となる巨大商業施設となる。
場所はJR京葉線の「海浜幕張駅」と「新習志野駅」のほぼ中間に当たる線路沿いの南側で、新駅建設の計画がある場所。敷地面積は約19.2万平方メートル、幕張メッセの駐車場とコストコ幕張店を取り囲むように、A~E棟までの3階建て5棟を建設、イオンリテールを核テナントに約350店舗が入居する予定だ。
「イオンモール幕張新都心」は「夢が生まれる場所」をコンセプトとし、単なる物販だけでなく「体験」できるのが特長。それぞれ、A棟は憩いやライフスタイルを感じるおしゃれな環境で心を満たす「大人のためのライフスタイルモール」、B棟は日本最大級の規模と内容の「ペットためのライフスタイルモール」、C棟は「スパ&ビューティーゾーン」として温泉・サウナ、エステなど美と健康をテーマとした温浴施設、D棟は「キッズ・ファミリーのためのライフスタイル」として教育と娯楽を融合したエデュテインメント施設、E棟は「スポーツのためのライフスタイル」として日本最大級の総合スポーツ&サイクルゾーンと家電ゾーンになる。
他の商業施設にはないコンテンツとして注目されるのが、アニメ、ゲームなどサブカルチャーなどを詰め込んだゾーン、教育と娯楽を融合したエデュテインメント施設、本格的なアスリートにも対応したショップとフィールド、ホテルから病院・リハビリまですべてがそろうペットパーク、そして本格的な温泉施設だろう。
現在、テナントとして公表されているのがD棟の3階(2500平方メートル)に入居する予定の「Kandu Kafe」。米国フロリダ州の企業が開発した親子で楽しめるテーマパークで、日本初進出となる。子供がさまざまな職業をロールプレイで体験し、擬似通貨で社会の仕組みを知ることができるもので、3~15歳の子供と保護者が対象。職業の種類として警察署、銀行、飛行機、劇場など約30があり、それぞれのパビリオンで仕事の疑似体験ができる。施設の中心部には子供の食生活提案型レストランが併設され、入場料は1000円前後、年間40万人の来場者を想定している。
新都心の未来を懸けた案件か
都心から約30キロメートルに位置する「幕張新都心」。始まりは戦後の食料増産のための埋立地(1945年)で、その後は中小工場用地、次に計画人口24万人の海浜ニュータウン(67年)、首都機能を分散する業務機能(75年)と次々を計画が変更された経緯を持つ。やっと都市整備基本計画が決まったのが85年。88年から業務地区の分譲が開始されたが、地価高騰のバブル期ということもあり、賃料が安く都心から1時間以内ということで、次々と新都心に企業が進出した。
しかし、バブル崩壊で幕張新都心をめぐる環境は激変、進出企業は撤退へ。幕張新都心の顔である「幕張メッセ」(89年オープン)も、その後「東京ビッグサイト」や「東京国際フォーラム」の登場で競争力は低下。新都心の計画就業者人口15万人は4.7万人にとどまり、夜はゴーストタウンと揶揄されるように街のにぎわいもない。新都心への唯一の公共交通・JR京葉線は運行本数が少なく、臨海部のため強風でよく止まるなど、数々の問題点がネックとなり、新都市発展のブレーキとなっている。
こうした中、今回の巨大商業施設は「幕張新都心」にとって街の活性化につながる明るい材料だ。「幕張新都心」から退散する企業を尻目に、本社ビルの建設(94年)、グループ企業を集約するため隣接する幕張東京海上ビルの買収(2011年)、そしてグループの旗艦店建設と、「幕張新都心」に巨額の資金をつぎ込み続けるイオン。「イオンモール幕張新都心」はイオングループ、そして「幕張新都心」の未来を懸けた案件となるかもしれない。

(東洋経済)
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