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アパホテル、急成長の舞台裏!!

アパグループを強烈な個性で引っ張る元谷代表
2015年6月。新宿・歌舞伎町に都内最大級のビジネスホテルがオープンする。旧コマ劇場広場の前で、以前はオデヲン座やオスカー劇場、アカデミー劇場などが入居していた第一東亜会館があった。現在は解体中で、施工は東急建設が請け負っている。
代わって新たに登場するのは、「アパホテル歌舞伎町タワー」。地上28階建て、客室620室で、露天風呂や大浴場なども備える。持ち主は、ビジネスホテル業界最大手の一角、アパグループだ。アパは第一東亜ビルからこのビルを買い上げた。周辺では東新宿や新宿御苑前でもアパホテルを展開する。
ちなみに斜め前の旧コマ劇場には、TOHOシネマズ(東宝系)のシネマコンプレックスやワシントンホテルが入居した「歌舞伎町シネシティ広場」がお目見えする予定。アパホテルも、“新装開店”する歌舞伎町のド真ん中を構成する一部となり、その存在感をますます高めている。
12年間で客室は約10倍、3万5303室に急拡大
TVCMなどで以前から知名度の高いアパホテルだが、実はグループが積極拡大路線に転じたのは、2000年代に入ってからだ。00年末に20件だったホテルは(直営・FC店・パートナーホテル込み)、この4月末には累計219件へと膨張した。客室数も3766室から3万5303室まで拡大している。
219件と言えば、東横インの243件、ルートインの同じく243件と、ほぼ肩を並べる。アパの場合、元谷外志雄(もとやとしお)代表がその強烈な個性とリーダーシップで引っ張ってきた。
創業は約40年前の1971年。元谷氏が石川県小松市で、アパの前身である信金開発を設立したのがきっかけだった。建設業や分譲マンションを手掛け、金沢市でホテルに進出したのは84年である。その後、東京23区や大阪など都心へ進出した。
飛躍の転機になったのは、意外にも、08年秋に起こったリーマンショックだ。この年は、ゼファーやスルガコーポレーション、創建ホームズなど、10社を超える上場不動産会社が破綻した年である。
リーマンショックで逆に買い漁る
元谷代表が当時を振り返る。「他の不動産デベロッパーが物件を手放す中、われわれは積極的に買っていった。銀行が他社に回収攻勢をしていたが、ウチは借入金も返していたし、全部自己資金で賄った。今、それらはすべて含み益になっている」。
量だけでなく、質の面でも進化させていった。従来のビジネスホテルと言えば、サラリーマンが出張時で泊まるだけの簡素な1ルーム。駅近で便利な反面、“ただ寝るだけのために泊まる”場所で、「安かろう、悪かろう」のイメージも強かった。
アパではビジネスマンのために、無線LANのWi-Fiサービスを東京・大阪・名古屋の全室に設置。他にも40インチの大型TVや卵型の風呂、米シーリー社と共同開発したオリジナルベッドなどを導入した。今ではアパカードの会員数が570万人を超え、ユーザーの多くがリピーターだ。稼働率は東京ならほぼ満室状態で、宿泊単価も従来の7000~8000円から、今では1万円前後までアップした。
帝国データバンクによれば、アパホテルの12年11月期の業績は、売上高432億円、利益22億円。5年前の07年11月期がそれぞれ287億円、3.8億円だったから、いかに急成長したかがわかる。「頂上戦略 SUMMIT5」なるグループの中期5カ年計画では、15年までに、ホテル部門だけで売上高700億円、客室数4万室が目標。グループ全体の売上高は1000億円を目指す。
「アベノミクス効果でビジネス顧客が動き出した。宿泊需要は高く、今、ホテルが一番いい。これからもっとよくなる」。元谷代表はそう豪語する。アパホテルは上場する予定はないが、軍資金は潤沢だ。ビジネスホテル業界の風雲児は、次に何を狙うのか。
(東洋経済)
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