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1泊1円も登場!旅行サイトは戦国時代へ!!

「われわれは世界最大。2011年からホテルとフライトのフルパッケージを提供してきた。今回の制度で、これからはどのサイトよりも安くする」。世界最大級の旅行サイト、米国「エクスペディア」。その日本法人であるエアアジア・エクスペディア・ジャパンの三島健・代表取締役はそう力を込める。
家電量販も顔負け?の「最低価格保証」制度を開始
エクスペディアが発表したのは、4月から開始した「最低価格保証」制度。これは、他の旅行サイトがエクスペディアよりも、安いホテル代や航空チケットを提示した際、エクスペディアが同額まで差額を客に返金する、というものだ。さらに海外ホテルで使える5000円の割引クーポンも提供する。ここまで来ると、何やら家電量販店の値下げ合戦と変わりない。
それだけではない。すでに終了したが、4月には期間限定で「1円セール」を断行。グランパシフィック台場やニューオータニイン札幌など6ホテルで、1泊1円のセールを実施した。もちろん大赤字は必至なのだが、これはメディアに取り上げてもらうための“宣伝費”である。ちなみに最低価格保証で宿泊代を下げた場合も、負担は「エクスペディア側の持ち出し」(関係者)という。すでに海外では08年から最低価格保証を行っている。
もっとも、米ナスダック市場に上場するエクスペディアの時価総額は、およそ78億ドル約8000億円弱)に及ぶ。資金は潤沢だし、「世界でオペレーションをしているスケールメリットもある」(三島社長)。先行投資で多少出血しても、日本での知名度を上げようと、出費をいとわない。
専業は楽天トラベル、じゃらんnetが2強
裏返せば、日本市場で後発のエクスペディアにとって、“目玉”を次々と打ち出す以外に注目してもらえる近道はない。それだけ日本の旅行サイトは飽和状態にある。
旅行サイトの2強と言えば、「楽天トラベル」と「じゃらんnet」が双璧だ。それぞれ楽天、リクルートグループに属する(リクルートの海外旅行版は『エイビーロード』)。うち楽天トラベルは国内宿泊施設が約2万8000件と圧倒的。宿泊などで貯めた楽天スーパーポイントは、ネット通販の「楽天市場」でも利用できるなど、楽天グループの機能を幅広く利用できる。
一方、じゃらんnetは、月刊旅行誌『じゃらん』のネット版である。こちらも宿泊施設件数は約2万3000件と、楽天トラベルよりやや劣る程度。雑誌から出発しただけあって、温泉地ランキングをはじめ、各種の企画やコンテンツが充実している。
ちなみに誰でも無料で見られる、旅行サイトの“儲けの仕組み”とはこうだ。
まずユーザーがサイトを見て、泊まりたいホテルを予約。その後実際に現地で泊まり、カネをホテルに支払う。そうして後日、ホテルから宿代の数%がサイト側に支払われる、という構図だ。単にネットを見てもらっただけではダメで、そのホテルに足を運ばせ、何人に何泊してもらえるかという、従量課金である。まず入口となる旅行サイトにとっては、ホテルやチケットの品ぞろえ、価格、さらに画面の使い勝手などが差別化の要因となる。表向きの宿泊代を下げる際、サイトが自らのマージンを削るケースも少なくない。
これらネット専業に加え、この市場には、JTBや近畿日本ツーリストなど、“リアル”旅行代理店のサイトも存在する。まさに群雄割拠なのだ。
伏兵の一休が高級化路線で台頭
一方、ニッチを売りモノに、独自のポジションを獲得しているサイトもある。「一休」だ。高級ホテル・高級旅館が主力の一休は、厳正な審査をくぐり抜けた、質の高い宿泊施設のみをそろえている。ちなみに、ザ・リッツ・カールトン東京、マンダリン・オリエンタル・東京、パレスホテル東京、星のや・軽井沢などは、一休のサイトでしか予約できない。
業績も好調だ。前2013年3月期は1室平均単価が2万3355円と、前年同期比で1019円もアップした。会員数もいまや300万人を突破しており、今期の業績も前期に続いて過去最高営業益の連続更新を目指す。
「われわれは平均単価の高い客が多い。どこのホテルだって、定価に近い価格で泊まってもらいたいもの。うちが業界から評価されているのはそこだと思う。世界の高級ホテルチェーンとパイプがあるから、彼らから『海外のホテルに客を送ってほしい』と言われる」。一休の森正文社長は決算説明会の場で、自社の強みを冷静に分析した。
2強の楽天、じゃらんに、高級路線の一休。日本市場の強敵を前に、果たして黒船・エクスペディアがどこまで存在感を発揮できるか。旅行サイトの戦国時代が始まった。
(東洋経済)
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