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米テスラCEOが描く、再生エネルギーの未来!!

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環境問題の解決をライフワークとして掲げ、電気自動車(EV)ベンチャーのテスラモーターズCEOや、米太陽光発電企業ソーラーシティ会長を務めるイーロン・マスク氏に日本や世界での再生可能エネルギーの展望について聞いた。

FITでは再生エネの長期的な普及促せない

──日本版FITが始まり、そろそろ1年経ちます。再生可能エネルギーの普及を加速するには何が必要でしょうか。


長期的な普及を促すには適切な制度の実行が必要不可欠ですが、FITは急速かつ短期的な普及を後押ししても、長期的普及を持続させるにはほかの政策アプローチと比べて高コストかつ非効率的になりがちです。一般的にFITは市場状況に迅速に対応することができず、対応できたとしても、急速かつ劇的に価格が下落するため市場を混乱させ成長を妨げてしまう。これはすでにドイツ、フランス、スペインなどで起こったことであり、日本においても同様の危機は免れないでしょう。

一方、最適な振興策とは、顧客の太陽光発電に対し適切な控除を行いながら、プログラム自体が高コストで持続不可能にならない程度の金銭的報酬にとどめるものであり、米国のネットメータリングはその代表例。これは顧客の太陽光によるキロワット時単位の発電量を将来の使用電力量から控除する制度です。

また、優れた推奨策は発電業者のコスト削減を促すために、段階的に買い取り価格を下げるようになっています。ただし、発電業者が前もって事業計画を立てられるよう、急激な価格下落は起こさない。米カリフォルニアソーラーイニシアティブ(CSI)はこうした制度の代表例で、過去5年間にわたって徐々に、しかし着実に買い取り価格を下げてきました。CSIはほぼ終了していますが、カリフォルニア州の太陽光発電市場は拡大し続けています。

日本についていえば、発電量に基づいた報酬と、総量ベースの削減を盛り込んだネットメータリング法の施行を強く推奨します。このアプローチはFITに比べてはるかに低コストで、長期的に太陽光発電業者の助けになります。また、ネットメータリングは電力会社間に競争をもたらし、最終的には太陽光発電を促進させることができます。競争が技術革新を促し、それこそが究極的には消費者の利益となるのです。

──米国ではソーラーシティのサービス提供エリアを拡大しています。発電手段として太陽光は依然有望だと考えていますか。

長期的に見れば太陽光が最も有望な発電手段だと考えています。いまだにそのすごさがあまり理解されていませんが、太陽光は曇りでも発電可能ですし、通常は1平方メートル当たり1キロワットものエネルギーがあります。つまり、変換効率20%の太陽光パネルがあれば、1平方メートル当たり200ワットの発電が可能で、1平方メートルの土地があれば200メガワットも発電できる。

もちろん太陽光発電が唯一の手段ではありませんが、太陽光は長期的な視野に立った場合、最も有望でしょう。風力、地力、潮力、水力も「尽きることがない」という点で持続可能なエネルギーではあります。

実のところ、原子力も自然災害の影響を受けない地域で使われるのであれば、悪いオプションではないと考えています。立地的に安定した地域であれば、原子力が本質的に悪い、ということはない。たとえば、フランスは自然災害の影響を受けにくいので、フランスで原発を使うというのはそれなりにスジが通っている。一方、日本は地震活動が活発すぎることから原発はよい選択といえない。カリフォルニア州も同様です。

シェール革命後も再生エネは必要だ

──その一方で、米国では目下「シェール革命」が起きており、発電手段としてはガスや石油が見直されているようです。


かつては掘削が難しかった場所からガスを採掘するようになった結果、水圧破砕による環境破壊の問題が浮上している。シェールガスの埋蔵量にも限りがあり、将来的に掘削がより難しくなるのは間違いない。同時にガス火力発電を利用するかぎり、CO2の問題もある。CO2を放出することによって大気の化学組成を変えることは、地球に対し化学の実験を行っているも同じです。

地中深くからガスを掘り出したうえ大気中にCO2を放出することが環境にまったく悪影響を及ぼさない、という確信がどこにあるのでしょうか。仮に悪影響を及ぼさない確率が99%あったとしても、1%でも逆の確率があれば、その影響が地球全体に及ぶという点で悲惨です。加えて近年、データによって温暖化と気候変動や海の酸性化などの関連性は実証されつつあります。これを現実と受け止めて、対策を講じなければなりません。

さらに重要なのは、シェールガスやシェールオイルも無限ではないこと。つまり、長期的には持続可能なエネルギーを確保する必要性があるということは変わっていません。

何かしらの技術が開発されなければ、人類は滅びる

──シェールガスの掘削技術も長年かけて開発されたものですが、技術革新は人類にとってよい環境を築くことができますか。


私は技術者なので基本的にはテクノロジー支持者ですが、いいことばかりではないことも理解しています。ただ、技術は進化したほうがいい。化石記録を見ると、過去に隕石の直撃とか巨大火山噴火や長期にわたる氷河期など自然災害によって、生物の大量絶滅があったことがわかります。つまり、何かしらの技術が開発されないかぎり、人類は天災によって滅びてしまう可能性がある。それだけではなく、技術の進化があったほうが、未来はよりエキサイティングです。

(東洋経済)



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ブログパーツ [ 2013年06月05日 09:59 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)
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