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マクドナルド、「史上最高価格」の新商品!

13カ月続いていた既存店の月次売上高の前年割れが、5月でついに止まったハンバーガーチェーン最大手の日本マクドナルド。夏場に向けた反転攻勢への切り札として、“予告”されていた大型新商品がその全貌を明らかにした。
日本マクドナルドは6月17日、夏の新商品発表会を開催した。壇上に立った原田泳幸会長兼社長は、「過去にない覚悟を決めて、力を結集して始めるキャンペーンだ」と宣言した。
クォーターパウンダーがベース、史上最高価格に
原田社長が自信満々に紹介したのは、6月24日から全国のマクドナルド店舗(一部を除く)において期間限定で販売する、「クォーターパウンダー BLT」(~8月下旬)と「クォーターパウンダー ハバネロトマト」(~7月下旬)だ。
BLTとはサンドウィッチでおなじみのB(ベーコン)、L(レタス)、T(トマト)。また、ハバネロトマトには、トウガラシの一種で辛みが非常に強いハバネロを加えたソースが使われている。
「クォーターパウンダー」とはそもそも、4分の1パウンド(通常のビーフパティの約2.5倍)の重量を持つビーフパティを主役にした、マクドナルドのハンバーガーの人気シリーズ。今回、日本マクドナルドが発表したBLTとハバネロトマトは、このクォーターパウンダーから派生した新商品になる。
新商品の最大の特徴は、何といっても「価格」だ。BLTは単品価格が520~570円(店舗により異なる。以下同)、バリューセット(ポテトやドリンクのMサイズ付き)が830~870円。ハバネロトマトは単品価格480~520円、バリューセットが780~820円。

マクドナルドの看板商品「ビッグマック」(単品290~340円、セット価格610~680円)に比べても、単品では6割前後以上、セットでも2.5割以上高い。中でもBLTは、マクドナルド史上、過去最高価格の商品に当たるという。
日本マクドナルドでは、新クォーターパウンダーの投入と同時に、サッカー日本代表の本田圭佑選手を起用したテレビCMのオンエアや、渋谷駅周辺で3日間にわたって各種の宣伝活動を集中投入する「クォーターパウンダージャック」を実施。マクドナルド店舗では、オリジナルクリアファイルのプレゼントや、特製Tシャツがもらえるスタンプラリーといったキャンペーンも行っていく。
「久々にマックの勢いを感じてほしい」と原田社長
日本マクドナルドでは、新クォーターパウンダーに続く新商品についても予告している。6月下旬にはサマーデザート、7月上旬には朝食向けマフィンメニューを投入。さらにセットメニューを頼むとコカ・コーラのグラスがもらえるといった販促も含めて、さまざまな夏のキャンペーンを繰り出していく予定だ。
原田社長は会見の冒頭で「過去を振り返ると、キャンペーンの大きな成功事例があった。バリュー戦略としての100円メニューの登場、メガマック、コーヒー、クォーターパウンダー、それ以外でもいくつかお客様に驚きを与える成功事例があった」と総括。
過去1年間、目立ったヒット商品がなかった同社だったが、「久々にマクドナルドの勢いを感じてほしい」(原田社長)と“復活”を宣言した。
日本マクドナルドにとって、8月の夏休みは家族連れの来店が増え、1年間で最も売り上げが膨らむ書き入れ時。それに先がけて、同社では5月に単価100~200円前後の価格帯の商品群を“充実”させた「バリューピックス(Value Picks)」メニューを導入済みだ。
こうした低価格メニューをアピールすることで客数を増やしていき、そのうえで高単価な新クォーターパウンダーを投入して客単価を引き上げる、という“定石”をこの夏も狙っているようだ。
食欲落ちる夏場に高カロリー品をどう売る?
新クォーターパウンダーの開発に当たった日本マクドナルドの中山拓美・メニューマネジメント部上席部長は、「ハバネロトマトは辛さが効いている商品。BLTも野菜が使われており、どちらも夏場にぴったりの商品だ」と意気込む。
ただ、外食業界では、「夏場は食欲が落ちるため、ボリュームがあってカロリーも高い“大型商品”はなかなか売れない不需要期」というのが定説だ。
マクドナルドは昨年も7月から、「世界の★★★マック」キャンペーンとして、ボリュームがあり、単価も高い世界のご当地バーガーを相次ぎ投入した。「事前評価では過去最高の味」(原田社長)と自信を持っていたにもかかわらず、販売開始後わずか2週間あまりでセット価格を100円近く値下げせざるを得なかったという経験がある。
原田社長は「個人的な反省点をいえば、商品構成を伝えるのが難しかった」と昨年の夏のキャンペーンを振り返る。
ちなみに、今回投入するBLTは721キロカロリー、ハバネロトマトは584キロカロリー。いずれも、ビッグマックの557キロカロリーを上回る大型商品だ。昨年の夏の“反省点”を生かすことができるのか。マクドナルドの反転攻勢の成否もそこに懸かっている。
(東洋経済)
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