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日本のスマホは生き残れるか 超円高の是正が復活の近道に!

NECがスマートフォンからの撤退を検討すると報じられた。往年のNECファンから見ると寂しいものだ。
筆者はいわゆるパソコンオタクだ。仕事は自作のデスクトップパソコンでしているが、昔から小物ガジェット(電子機器など)には目がなかった。20年ほど前に発売されたヒューレット・パッカード社のHP200LXから手始めに、スマートフォンの前身であるPDA(個人情報端末)を含め小型の情報機器をいろいろと持っている。
PDAの中でも、NECから1996年に発売されたモバイルギアやその後継のシグマリオンは長時間電池が持ち、とても役に立った。キーボードが大きく手軽に原稿が書けたモバイルギアにお世話になった人はマスコミにも多いだろう。
ただ、当時のPDAはごく一部のマニアを除いて一般受けしたとはいえない。どうして、PDAに電話機能をつけないのか不思議に思っていたが、1999年にはiモードがスタートし、携帯電話が高機能化していったので、PDAに電話機能を付加する今でいうところのスマートフォンが出てこなかったのだろう。
携帯電話の高機能化は日本独自であったので、ガラパゴス携帯(ガラケー)とも呼ばれている。もっとも、生き残りをかけていたPHSには以前からスマートフォンがあった。小泉政権の時、筆者がPHSスマートフォンで、メモ取りやインターネット検索をしていると、竹中平蔵大臣から珍しがられたものだ。
2007年にアップルがiPhone(アイフォーン)を発売して、スマートフォンは一気に拡大し、携帯電話は縮小していった。アップルの後に、韓国のサムスン電子がAndroid(アンドロイド)をOS(基本ソフト)とする携帯端末を出し、シェアを拡大していった。
NECは、PDAでも電池が持つことや頑強性が特色だったので、スマートフォンでも特徴が受け継がれている。しかし、現状はアップルとサムスンの2強で、日本メーカーは部品確保も苦しい状態だ。実は、今筆者が国内で使っているのもアップルとサムスンで、海外出張用としてソニーのものを持っている。
NECの他にも、シャープやパナソニックの苦戦が続いている。日本メーカーが苦境だったのは、携帯電話での成功があだになったことと超円高の影響だ。アップルはOSも自社だが、サムソンのOSはアンドロイドなので、日本メーカーでも差別化されない。円高さえ是正できれば復活の可能性はあるだろう。
ガラパゴス携帯にも目がある。筆者個人は、携帯電話と高速通信の小型情報端末でも支障はない。ただ、高い価格のスマートフォンを持っていても機能が使いこなせない人なら、ガラパゴス携帯でもいいだろう。
ノートパソコンが使いこなせず安いスマートフォンに移行したように、ガラパゴス携帯でも安い端末価格と安い通信費を設定すれば、ニーズはまだある。この夏のガラパゴス携帯の新機種がゼロというのはおかしいのではないか。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)
(ZAKZAK)
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