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日本のビール市場はアベノミクスで元気になったのか?!



長らく低迷していた日本のビール市場がついに回復し始めている。「アベノミクス」として知られる安倍晋三首相の成長志向の経済政策がその背景にある。しかし、2013年上半期の出荷量が実際には減少したことを考えると、まだ確かだとは言えないかもしれない。

ビール消費がピークとなる7月の数字が12日に発表されるが、これがビール業界に対するアベノミクスの効果が初めて問われる試金石となろう。

日本のビール大手5社の今年1-6月期の出荷量は前年同期比で0.9%減少した。人口の高齢化と消費者の嗜好(しこう)の多様化を背景に、出荷量は1994年につけたピーク時より20%以上落ち込んだ。

とはいえ、日本の2大メーカー、アサヒグループホールディングスとキリンホールディングスは先週、上半期の業績を発表し、堅調な経常利益の伸びを報告した。ただ、その主因は海外事業の業績をかさ上げした円安にあった。国内のビール販売は低迷しており、同社の収支には何ら好影響を与えなかった。

しかし、ビールメーカー各社は消費が回復している可能性を示すわずかな兆しを指摘し、アベノミクスが内需を刺激することを期待している。

キリンの三宅占二社長は決算発表の際の記者会見で、「帰りの一軒目くらいのところについては少し回復傾向がみられる」と述べた。

この数年間、価格に敏感な消費者は低価格で麦芽の含有量の少ないビールに似た飲み物を好んできた。メーカーが税制の抜け穴を利用して開発した飲み物だ。そして、この傾向はすぐには変わりそうにない。

三宅社長は「家庭用マーケットを見れば、低価格中心という動向はまだ続いている」と述べた。

ただ、週末や特別な機会ではより高価な製品への需要が伸びてきている。これは消費者が家庭でも高級品を飲み始めていることを示唆している。

アサヒの奥田好秀取締役は、より高級な「ギフト市場で大きなシェアとって」おり、この部門の製品に対する需要はしっかりしていると指摘した。

このため、アサヒは、ギフト専用の「スーパードライプレミアム」の年間売り上げ目標を倍増し、280万箱とした。この商品の1缶当たりの価格は同社の旗艦商品である「スーパードライ」より約15%高い。

だが、近く発表される7月の数字で、アベノミクスが本当にビール業界の長い低迷の処方箋となっているかどうかが示される。

realtime.wsj.com より

記者:Hiroyuki Kachi
原文(英語):Is Japan’s Beer Market Set to Fizz on Abenomics?
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2013/08/05/is-japan-beer-market-set-to-fizz-on-abenomics/



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ブログパーツ [ 2013年08月10日 21:48 ] カテゴリ:日本ビジネス | TB(0) | CM(0)
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