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大型化で快走する富士重 他社と差別化「極めれば勝てる」!

富士重工業の「スバルXVハイブリッド」は販売が好調で、生産も順調だ=4日、群馬県太田市の同社群馬製作所矢島工場(写真:産経新聞)
円高是正による輸出採算の改善が奏功し、業績回復に沸く自動車業界。中でも好調なのが「スバル」ブランドの富士重工業だ。米国市場での販売好調を背景に、平成25年4~6月期の営業利益率はトヨタ自動車の10・6%をしのぐ12・7%となった。今年度にも世界販売のうち半分が米国向けとなる。好調の秘密は「大型化」にあった。
「50万台まではいける」。順調な米国販売の先行きについて、富士重の吉永泰之社長は産経新聞の取材に強気の姿勢を見せた。富士重の海外販売で、米国向けは絶好調だ。米調査会社オートデータなどによると、8月は前年同月比45・1%増の4万1061台を記録した。21カ月連続で前年実績を上回り、3カ月連続で40%台の伸びが続いている。トヨタの22・8%増、ホンダの26・7%増、日産自動車の22・3%増の伸び率と比べて群を抜いている。
富士重の今年度の米国販売計画は前年度比7・6%増の38万4900台だが、1~8月で28万1652台を売り上げており、進(しん)捗(ちょく)率は73・2%。昨年5月に見直した中期経営計画の最終年度(27年度)の販売目標38万台の前倒し達成は確実だ。
富士重が米国で好調なのは一体なぜか。富士重は21年の主力車「レガシィ」の全面改良を機に、「インプレッサ」「フォレスター」など主力3車種の車体を米国市場に合わせた大きさに切り替えたことを挙げる。レガシィでいえば、セダンタイプの車幅を50ミリ、車高で80ミリ拡大。海外勢も含めた自動車大手各社が小型化(ダウンサイジング)を進めるなか、富士重は大型を好む米国市場向けに経営資源を特化した。
米国仕様を重視する富士重の考えに、日本では「スバリスト(スバルファンの愛称)を捨てるのか」との陰口もたたかれたが、この戦略が実を結んだ。北米では、富士重独自の技術も人気を呼んだ。低重心の水平対向エンジン、4輪駆動、アイサイト(衝突防止システム)などについて、「Subie(スービー)」と呼ばれる熱狂的ファンを獲得したのだ。
年内には、富士重初のハイブリッド車(HV)「スバルXVハイブリッド」の米国発売も控える。販売店からは、「『電気モーターが加速を補助するという他社にない新しい形のハイブリッドシステムが面白そう』と、顧客が大きな期待を寄せている」との声が寄せられているという。トヨタ、ホンダ、日産の国内トップスリーに劣らぬ人気ぶりだ。吉永社長は「特に高いグレードが売れている」と分析する。富士重は現地での生産態勢の強化にも力を入れる。米インディアナ工場を増強し、生産規模を年27万台から28年末までに40万台まで引き上げる。
ただ、「規模を追う」戦略には消極的だ。年50万台以上の販売を毎年続けるとなると、ある程度の販売実績が期待できる小型車の展開が必要となり、「量が勝負を決める世界に突っ込むと、規模の小さいスバルでは負け戦になる」(吉永社長)というのが理由だ。吉永社長は「他社と違うことをやることにスバルの存在意義がある。軽自動車、小型車は作らない、(中国、ロシアを除く)新興国に原則行かない、米国で高い車しか作らない。これを極めれば勝てる」とも話す。
吉永社長は米国市場の次のターゲットを見据える。2年前に計画したものの、いまだに認可が下りていない中国での現地生産だ。「SUV(スポーツ用多目的車)などが主流のスバルは、ニッチ分野が受け入れられる巨大市場でしか生き残れない。中国はそういう意味でも重要」(吉永社長)として、米インディアナ工場の増産準備が終了次第、人員を中国生産の立ち上げ要員として振り分けたいとの意向を示す。
中国での認可が下りないのは、トヨタと富士重が資本提携関係にあり、「中国に進出するのはグループに1社で十分」との判断が中国当局に働いた、という指摘もある。中国で現地生産できれば、中国人の好みに合う車を製造・販売できる。中国進出は、米国向け一辺倒からの脱却するための重要なカギを握っている。(飯田耕司)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130922-00000501-san-bus_all
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