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ソニーは「電子書籍3位」から巻き返せるか!

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2004年に世界初の電子ペーパー端末「LIBRIe(リブリエ)」を日本市場に投入し、電子書籍時代の黎明期を切り開いたソニー。その後、2007年に電子書籍市場へ参入したアマゾン「キンドル」に盟主の座は完全に奪われたものの、ソニーは独自端末と独自ストアを組み合わせた電子書籍ビジネスを欧米、日本などで継続している。

しかし好調とは言いがたい。特に日本国内では楽天「コボ」という新興勢力の伸長もありシェア3位に甘んじている。昨年度のシェア状況をまとめると、昨年11月に国内販売を開始したキンドル が18万台で市場シェアの38.3%を占め、昨年7月発売のコボが15.5万台(33.0%)で2位に付けている。ソニーの「リーダー」は12万台(シェア25.5%)で3位に甘んじている(MM総研調べ)。

国内最軽量の160グラム

そのソニーが9月24日、電子書籍端末「リーダー」の最新機種と、電子書籍ストア「リーダーストア」のリニューアルを発表した。

ポイントは3つある。一つ目は新端末だ。10月4日発売の「PRS-T3S」は6インチサイズの電子ディスプレイを採用した読書専用機としては国内最軽量の160グラムを実現。LEDライトを搭載したカバーを装着しても約200グラムで、前機種の「PRS-T2」と比較して約20%軽量化した。さらに高解像度ディスプレイを採用したほか、ページをめくった際に白黒反転や残像を軽減させる技術も採用した。

2つ目がリーダーストアを9月24日付けで刷新したことだ。総合書店としての魅力を高めるだけでなく、個人が自分の好みの本を並べて販売する専門店を運営できるようにするなど、「読者参加型ストア」とした。3つ目はiOS端末でもリーダーストアで購入したデータを読めるようにしたこと。昨年12月にソニー以外のアンドロイド端末に対応したのに続いて、オープン化をいっそう進めたことになる(10月中旬の開始時にiOS端末で読むことができるのはEPUB3形式のコミックと雑誌のみ。その後、EPUB3形式の書籍も追加予定)。

同じオープン化を行うのであれば・・・・・

しかし、残念ながら3つのポイントとも、それほどパンチがない印象がある。競合であるアマゾンの強みは、紙の書籍と電子書籍を併売していること。電子化されていない書籍であれば紙の本を購入すればいい。また他の買い物のためもあってクレジットカード番号を登録しているユーザーが多く、決済の手間が掛からない。もちろん、キンドルが強いことはソニーも認めている。「キンドルは抜きんでている。短時間でアマゾンを抜けるとは思っていない」とソニーマーケティングのデジタルリーディングビジネス部・佐藤淳統括部長は言う。

とはいえ比較的、パンチがあるのがハードウエアだ。端末下部の物理ボタンを使用することによりサクサク片手でページをめくれる点は、キンドルやコボにはない強みといえる。リーダーストアのオープン化を進めるだけでなく、端末のオープン化も進め、キンドルストアで書籍を購入できるようにすれば、より売れるようになることは間違いない。

その点を佐藤統括部長に聞いてみると「他のストアとの連携ということでは、紀伊国屋の電子書籍書店とは連携しており、リーダーストアだけに対応しているわけではない。ただアマゾンとの提携の可能性については何のコメントもできない」とのことだった。もちろんデータ形式の違いなど、解決しなければならない課題はあるものの、「ストアのオープン化」だけでなく、「ハードのオープン化」も大胆に進めれば、生き残りの道が見えてくるかもしれない。

http://toyokeizai.net/articles/-/20198



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ブログパーツ [ 2013年09月25日 10:45 ] カテゴリ:ソニー | TB(0) | CM(0)
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