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海外急拡大と国内成長、二兎を追うユニクロ!
「残念ながら社長を継続しないといけない。今はグローバル化を進めている真っ最中で、現実に執行をやめるのは不可能だ」
柳井正ファーストリテイリング会長兼社長は以前から、65歳になる14年2月までに社長を退くと公言していた。が、10日の決算説明会の場でこれを撤回。一転、続投を表明した。

65歳までの社長引退を撤回、海外拡大にアクセルを踏み込む
「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、13年8月期に国内衣料品企業として初めて売上高1兆円を突破。9月にはユニクロとして世界最大の旗艦店を上海に開業した。海外店の収益貢献が本格化し、グローバル展開を加速している。
上海現地で見たユニクロ人気
柳井社長は決算会見で、「できれば2年後、少なくとも3年後までには国内と海外の店舗数を逆転させたい(13年8月末、国内店834、海外店446)」と、海外へ積極的に経営資源を振り向ける方針を改めて明確にした。
今14年8月期は中国や東南アジア、米国への出店を加速。前期の154店を大幅に上回る198の店舗純増を予定し、海外店は644店まで増える見通し。13年6月に初進出したインドネシアに続き、14年春にはドイツ、オーストラリアにも初出店する。また、現地メディアの報道によれば、近くインドへの進出も控えている。
「歓迎光臨、優衣庫上海店!(ユニクロ上海店へようこそ!)」
9月30日、グループで世界最大の店舗となるユニクロ上海店の開店には約2000人が詰め掛け、あまりの人の多さに10時の予定を前倒ししてオープンしたほどだった。
地下1階、地上5階建てのユニクロ上海店は上海市で目抜き通りとして有名な淮海路に位置し、売り場面積が約8000㎡。これまで最大だったユニクロ銀座店(約5000㎡)の1.6倍もある。巨大な売場には、低価格ブランドの「ジーユー」や過去に買収した3ブランドも集積しており、グループブランドの世界への発信拠点と位置づけている。
当日は秋冬の目玉商品であるシルクのブラウスや機能性肌着などを買い込む客であふれかえった。「ユニクロの服はとにかく品質が良い。家族みんなで着ている」(21歳・大学生)。複数の客に話を聞いてみたが、昨年9月に起きた反日デモの影響は微塵も感じさせない。
「日本の高品質、サービスにおけるおもてなしは、中国の消費者も渇望している」(潘寧・ユニクロ中国CEO)。海外ユニクロ事業は13年8月期に売上高2511億円(前年同期比64%増)、営業利益183億円(同66.8%増)と大幅に拡大した。
海外店の約半数は中国にあり、進出から11年で“高品質ブランド”のイメージ確立に成功した今、中国市場は収穫期を迎えている。
国内ユニクロは3期連続減益
一方、国内ユニクロ事業は業績が冴えない。機能性肌着「ヒートテック」が大ヒットした10年8月期以降、目立ったヒット商品にも恵まれず2期連続で既存店売上高は前年を下回った。
12年秋からは集客の起爆剤として、毎週、金土日月の「4日間連続セール」を開始。狙い通り既存店売上高は回復したものの、値引き販売の影響で採算が悪化。国内ユニクロ事業は13年8月期に前期比5.4%の減益となり、3期連続の営業減益となっている。
グループ全体では海外ユニクロやジーユーの成長が牽引し、増収増益となったが、国内ユニクロ事業が足を引っ張り、13年8月期は期中に上方修正した業績見通しには届かなかった。
今14年8月期の店舗計画を見ても、国内店舗の純増数は直営店で年間10店程度。店舗数はあまり増えず、スクラップ&ビルドによる店舗の大型化が中心になる。
成長の軸足が海外に移る中、課題は収益基盤である国内事業の安定化だ。前期のような価格訴求は控え、今秋冬から重点展開しているシルクやカシミヤをはじめとした素材や機能性を重点的に打ち出すことで、「今期は増益にしたい」と柳井社長は意気込む。
だが、来年4月には消費増税も控え、国内の消費環境が悪化することも懸念される。ユニクロが目指す「海外の急拡大」と「国内の安定成長」の二兎を追うのは容易ではない。
http://toyokeizai.net/articles/-/21481
柳井正ファーストリテイリング会長兼社長は以前から、65歳になる14年2月までに社長を退くと公言していた。が、10日の決算説明会の場でこれを撤回。一転、続投を表明した。

65歳までの社長引退を撤回、海外拡大にアクセルを踏み込む
「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、13年8月期に国内衣料品企業として初めて売上高1兆円を突破。9月にはユニクロとして世界最大の旗艦店を上海に開業した。海外店の収益貢献が本格化し、グローバル展開を加速している。
上海現地で見たユニクロ人気
柳井社長は決算会見で、「できれば2年後、少なくとも3年後までには国内と海外の店舗数を逆転させたい(13年8月末、国内店834、海外店446)」と、海外へ積極的に経営資源を振り向ける方針を改めて明確にした。
今14年8月期は中国や東南アジア、米国への出店を加速。前期の154店を大幅に上回る198の店舗純増を予定し、海外店は644店まで増える見通し。13年6月に初進出したインドネシアに続き、14年春にはドイツ、オーストラリアにも初出店する。また、現地メディアの報道によれば、近くインドへの進出も控えている。
「歓迎光臨、優衣庫上海店!(ユニクロ上海店へようこそ!)」
9月30日、グループで世界最大の店舗となるユニクロ上海店の開店には約2000人が詰め掛け、あまりの人の多さに10時の予定を前倒ししてオープンしたほどだった。
地下1階、地上5階建てのユニクロ上海店は上海市で目抜き通りとして有名な淮海路に位置し、売り場面積が約8000㎡。これまで最大だったユニクロ銀座店(約5000㎡)の1.6倍もある。巨大な売場には、低価格ブランドの「ジーユー」や過去に買収した3ブランドも集積しており、グループブランドの世界への発信拠点と位置づけている。
当日は秋冬の目玉商品であるシルクのブラウスや機能性肌着などを買い込む客であふれかえった。「ユニクロの服はとにかく品質が良い。家族みんなで着ている」(21歳・大学生)。複数の客に話を聞いてみたが、昨年9月に起きた反日デモの影響は微塵も感じさせない。
「日本の高品質、サービスにおけるおもてなしは、中国の消費者も渇望している」(潘寧・ユニクロ中国CEO)。海外ユニクロ事業は13年8月期に売上高2511億円(前年同期比64%増)、営業利益183億円(同66.8%増)と大幅に拡大した。
海外店の約半数は中国にあり、進出から11年で“高品質ブランド”のイメージ確立に成功した今、中国市場は収穫期を迎えている。
国内ユニクロは3期連続減益
一方、国内ユニクロ事業は業績が冴えない。機能性肌着「ヒートテック」が大ヒットした10年8月期以降、目立ったヒット商品にも恵まれず2期連続で既存店売上高は前年を下回った。
12年秋からは集客の起爆剤として、毎週、金土日月の「4日間連続セール」を開始。狙い通り既存店売上高は回復したものの、値引き販売の影響で採算が悪化。国内ユニクロ事業は13年8月期に前期比5.4%の減益となり、3期連続の営業減益となっている。
グループ全体では海外ユニクロやジーユーの成長が牽引し、増収増益となったが、国内ユニクロ事業が足を引っ張り、13年8月期は期中に上方修正した業績見通しには届かなかった。
今14年8月期の店舗計画を見ても、国内店舗の純増数は直営店で年間10店程度。店舗数はあまり増えず、スクラップ&ビルドによる店舗の大型化が中心になる。
成長の軸足が海外に移る中、課題は収益基盤である国内事業の安定化だ。前期のような価格訴求は控え、今秋冬から重点展開しているシルクやカシミヤをはじめとした素材や機能性を重点的に打ち出すことで、「今期は増益にしたい」と柳井社長は意気込む。
だが、来年4月には消費増税も控え、国内の消費環境が悪化することも懸念される。ユニクロが目指す「海外の急拡大」と「国内の安定成長」の二兎を追うのは容易ではない。
http://toyokeizai.net/articles/-/21481
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