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スーパーセルCEOのイルッカ・パーナネン氏とソフトバンクの孫正義社長のツーショット。スーパーセルのブログに掲載された
世界を席巻するスマホ向けゲームアプリの両雄が、電撃的に手を組んだ。
ソフトバンクとガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下、ガンホー)は10月15日、両社が共同で設立する特別目的会社(SPC)を通じ、ゲームアプリの新興企業、スーパーセル(フィンランド)を子会社化すると発表した。
スーパーセルはソフトバンクグループ入り後もフィンランドに拠点を置き、SPCもフィンランドに設立する。SPCにはソフトバンクが80%、ガンホーが20%出資し、孫正義(ソフトバンク社長)、孫泰蔵(ガンホー会長)兄弟らがスーパーセルの取締役に就任する。
同SPCが取得する株式の比率は議決権ベースで51%、取得金額は約1515億円(1米ドル=99円換算)。ソフトバンク、ガンホー両社の取締役会決議を経て、10月下旬から11月上旬までの間に買収が完了する見通しだ。今回の買収によって、スーパーセルはソフトバンクの連結子会社となり、ガンホーにとっては持分法適用関連会社となる。
スーパーセルとは何者か?
スーパーセルは、スマホゲーム業界関係者の中では知らない人がいないほどの有名企業だ。2010年5月に現CEOのイルッカ・パーナネン氏らが設立。経営陣には多くのゲーム会社出身者が名を連ねる。
現在配信しているタイトルは2つ。スーパーセルの代名詞ともなっている看板タイトルはアクション・戦略ゲームの「クラッシュ・オブ・クラン」(2012年11月配信開始)で、農園系シミュレーションゲームの「ヘイ・デイ」(同年6月配信開始)もある。
タブレット・ファースト
スーパーセルは創業以来「タブレット・ファースト」を標榜し、iOS端末の中でもとりわけiPadのディスプレーサイズに適したゲームを開発・運営してきた。
際立つのはその人気の高さだ。アプリ調査会社のアップ・アーニーによると、アップルのiOS端末(iPhoneとiPad)向けのアプリ販売ストア「アップストア」におけるゲームアプリの企業別売上高ランキングで、スーパーセルは2013年2月から8月までの7カ月間連続で首位をキープしている(9月の最新調査は10月末開示予定)。
ガンホーの売り上げは7月単月で135億円(iOS、アンドロイド端末向けの合算値)だが、売り上げのほとんどは12年2月に配信を開始した「パズル&ドラゴンズ」だ。同時点において、ガンホーが配信するアプリの数は14本だった。
それに対し、スーパーセルが2本のみ。スーパーセルはこれまでiOSに特化しており、アンドロイド端末向けは10月上旬にようやくクラッシュ・オブ・クランが対応したばかりのため、市場の開拓余地と伸びしろが大きい。
2タイトルの勢いが加速する前の2012年12月期には、すでに売上高104億円、営業利益52.1億円を計上(1ユーロ=133円換算)。「今後アジアでの展開、特にアンドロイド端末のシェアが半分を占める日韓では大きな成長が期待できる」(アップ・アーニーで日本のカントリーディレクターを務める桑水悠治氏)という。
パズドラの海外展開に弾み
一方のソフトバンク、ガンホー陣営にとっても、スーパーセルを取り込む効果は大きい。
ソフトバンクは2013年7月、米国の携帯電話会社スプリント・ネクステル・コーポレーションの買収を完了。グローバルでの携帯電話契約者数拡大に向け、コンテンツ面の強化が必要だった。国内では4月にガンホーを連結化している。
ガンホーも2012年11月に米国、同年12月に韓国でパズドラの展開を始めたが、日本ほどの爆発的ヒットには至っていない。
今年の6月24日から7月7日までの約2週間でクラッシュ・オブ・クランとのゲーム内コラボレーションを日米同時で行い「米国での知名度を高められた」(ガンホー)ことから、今後の海外展開の足掛かりとして、SPCへの出資を決めた。
野村證券の調べによれば、モバイルアプリの成長によって、国内ゲーム市場は2013年に1兆円を突破する見通し。ゲーム専用機の市場は横ばいでも、市場全体はその後も年率1割前後の成長が見込まれている。グローバルでも同様の旋風が吹く中、突如明らかとなった今回の買収劇。ソフトバンクグループが一段と飛躍する試金石となりそうだ。
http://toyokeizai.net/articles/-/21785
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