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ソニー“高音質ハイレゾ”ウォークマン、iPodを追い詰める記念碑的製品となるか?

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ウォークマンといえば、一世を風靡したソニーのポータブルオーディオシステムだ。世界的なベストセラー商品となったウォークマンだが、その後、デジタルオーディオの時代になってからはアップル社のiPod、そして、iPhoneに押されて市場を奪われてしまった。

●ソニーからハイレゾオーディオ商品続々登場

そんな中、最近、ソニーはハイレゾリューション(ハイレゾ)オーディオ商品群を発表し、日本国内では10月から順次リリースする。この商品群には、HDDオーディオシステムやPCに接続して使えるUSB-DACアンプ、それらと組み合わせる2種類のコンパクトスピーカー、ICレコーダー、そしてウォークマンも含まれる。

さて、このハイレゾというのはなんだろうか?

通常のデジタルオーディオはサンプリングサウンドなどとも呼ばれるが、サンプリングとは、アナログの音声をデジタルデータに変換するために一定時間で分解して標本を採ることをいい、この分解密度をサンプリング周波数(Hz)という。つまり、1秒間にどれだけ音声を分解してデジタル化するかを数値で表し、この数値が高いほど緻密に音を再現することができることになる。

そして、音の大きさを何段階で表現できるかを表すのが量子化ビット数で、数値が大きいほど音の再現性が高い。16ビットの場合で6万5536段階、24ビットの場合では1677万7216段階にもなる。

音楽CDのクオリティは44.1kHz・16ビットなのだが、ハイレゾオーディオはこれを超えるクオリティを持つものを指し、96kHz・24ビットとか、192kHz・24ビットの音源がポピュラーなものになっている。96kHz・24ビットの音源でも、そのデータ量は音楽CDの約3倍となり、それだけクオリティの高い表現力を持つ。

ハイレゾ音源の物理的なメディアとしては、スーパーオーディオCDやDVD-Audioが販売されているが、品揃えがいまいちというのが現状で、それが今まで普及の障害だったが、最近ではハイレゾ対応ネットワーク配信サービスによって入手することができるようになり、問題が解消した。

そして、ソニーはウォークマン公式のミュージックストア・moraにおいて、2013年10月13日からハイレゾタイトルの販売を開始する。これはハイレゾ音源対応ウォークマンでダイレクトにネット経由で購入することもできるし、パソコンで購入してからハイレゾ音源対応ウォークマンに転送することもできる。

●2つのハイレゾ対応ウォークマン

ハイレゾ対応のウォークマンとしては、NW-F880シリーズ、そして、上位機種のZX1が登場する。F880シリーズはオープン価格だが、16GBタイプで2万7000円、32GBタイプで3万円、64GBタイプで4万円程度の実売価格となりそうだ。ZX1はやや高く、7万5000円程度だが内蔵メモリは128GBと大きい。

これらのハイレゾウォークマンはハイレゾ音源以外もハイレゾで楽しめるように、エンハンスメントエンジンDSEE HXで標準音源をハイレゾに変換することができる。この機能は今年12月から対応予定で、10月に発売予定のF880シリーズはファームアップで対応する。また、ハイレゾ音をよりクリアに表現するためにアンプも強化され、S-Master HXとなった。

現在、iPod touchの価格はアップルストアで32GBが2万9800円、64GBが3万9800円なので、まさに価格帯を合わせた感じだ。いうまでもなくiPod touchは通常音源対応なので、音質という面ではハイレゾ対応ウォークマンが大きくリードすることになる。

その他の機能的部分ではF880もZX1もAndroid端末なので、さまざまなAndroidアプリが動き、iOS搭載のiPod同様さまざまな用途に活用できる。さらにハイレゾ対応ウォークマンは NFCを搭載しているため、Bluetooth機器のペアリングなどに便利という利点もある。

●音楽好きなら注目せざるを得ないポテンシャル

今までもウォークマンにはiPodと比較して音質がいいという利点があったが、従来機種では対応する音源が同レベルだったため、iPodに対して大きなアドバンテージとはなり得なかった。しかし、ハイレゾオーディオに対応した現在、両者の音質の差は大きく、音楽好きのユーザーには無視できない違いとなったといえる。

実際に試聴したところ、256~320kbps程度のMP3やAACとハイレゾ音源との差は明白で、一つひとつの楽器の音の明瞭さ、音のキレ、高音の美しさなど、かなり違う。さすがにデータ量が音楽CDと比較して3倍以上、320kbpsのAACと比較すると実に約14倍なだけのことはある。この数年、デジタルポータブルオーディオの音質の向上は遅々たるものだったが、ハイレゾオーディオ対応で一気に加速度的な進化を遂げたといえる。これは大きな武器だ。

今後、再生音質を重視するポータブルオーディオユーザーは、ハイレゾウォークマンに注目することになるだろう。ハイレゾ対応ウォークマンは、ウォークマンのシェアをある程度押し上げるのは間違いない。当初は音質を気にするユーザーが主なターゲットとなるので、一気に世界的にiPodとのシェア逆転などは難しいだろうが、iPodがハイレゾ音源に対応しなければ、長期的に見るとウォークマンがiPodを追い詰めていく可能性はある。

ひさびさにソニーの本気を見た思いで、ポータブルオーディオの革新的な進化に感動しているユーザーは僕だけではないだろう。ハイレゾ対応ウォークマンは数年後に振り返ったとき、「あれがターニングポイントだった」と人々が思い出すような記念碑的な製品になる可能性があるのではないだろうか。

http://biz-journal.jp/2013/10/post_3149.html



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ブログパーツ [ 2013年10月20日 13:34 ] カテゴリ:ソニー | TB(0) | CM(0)
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