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キヤノンを急襲する一眼レフカメラの変調!

「(一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラを合わせた)レンズ交換式カメラが欧州や中国などで売れなくなっている。消費者の購買行動が変わってしまった」(田中稔三副社長)。
10月24日の第3四半期決算発表にあわせ、キヤノンは通期(1~12月期)の売り上げ、利益の業績予想見通しの下方修正。売り上げは従来予想の3兆8500億円からが3兆7500億円へ、営業利益は3800億円から3600億円へ、純利益も2600億円から2400億円へと引き下げた。
円ベースでは増収増益だが・・・・
キヤノンは全体の8割が海外売り上げ。そのため今回の下方修正があっても、円安による為替換算のメリットにより、前期比増収増益を維持できている。ただしドル、ユーロなど現地通貨ベースでみると様相は異なる。
現地通貨ベースでみると、従来から減収減益計画ではあったものの、今回の修正により減益幅がいっそう拡大した。業績見通しの下方修正は、第2四半期決算発表時に続く2度目だ。
下方修正の原因は、ハッキリしている。キヤノンの収益柱のひとつである一眼レフカメラの変調だ。
今年1~8月の世界での一眼レフカメラの総出荷台数は1062万台と、前年同期比18.1%の減少を記録(カメラ映像機器工業会統計)。一眼レフカメラは昨年まではプラス成長(2012年は前年比28.4%増)だっただけに、今年に入って急に変調したかっこうだ。
コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)については、スマートフォンが普及した影響で今年1~8月の総出荷台数が前年比5割近くも減少している。とはいえ、3年連続の減少であり、期初時点で販売台数が減少することは織り込んでいた。第2四半期終了時点で通期1400万台(前年比23%減)を計画。今回は、その計画を据え置いている。
初のマイナス成長に
一方で、一眼レフとミラーレス一眼をあわせたレンズ交換式カメラの販売計画を今回、900万台から800万台に下方修正。前年実績の820万台からわずかとはいえ減少に転じる。キヤノンではデジタル一眼レフカメラを発売して以来、毎年の連続成長を記録していたが、今回は初のマイナス成長だ。
事態が深刻なのは、昨年9月末に発売し、前期は3カ月強しか貢献しなかったミラーレス一眼カメラの販売が今年は通年化するにも関わらず、レンズ交換式カメラの販売台数合計が減少することだ。
従来の一眼レフカメラが苦戦したとしても、市場成長が続くミラーレスの売り上げが大きく伸びれば補えたかもしれないが、そうはならなかった。
特に厳しいのは欧州と中国
一眼レフカメラの減速が顕著なのは、欧州と中国。田中副社長は「景気の停滞が長期化し、一種の贅沢品として購入が後回しにされている。流通の仕入れ数量も減っている」と説明した。
海外とは対照的に、日本国内では今年1~8月の累計で一眼レフ出荷台数が前年比36.3%増(カメラ映像機器工業会統計)と絶好調。そのためキヤノンは海外での一眼レフの減速を「景気停滞の長期化による一時的なもので、いずれは戻ると思う」(田中副社長)としている。
低価格のコンパクトデジカメがスマートフォンに代替されるという構造変化に、一眼レフの変調という追い打ちが重なっているキヤノン。利益柱の一眼レフを早期に再成長軌道に戻せるかどうかが、来期以降の業績動向の鍵を握る。
http://toyokeizai.net/articles/-/22548
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