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今期業績を下方修正、コマツは何を見誤ったか!

建設機械で世界2位のコマツに大きな誤算が生じている。2014年3月期の業績見通しを大幅に下方修正したのだ。
従来は売上高2兆0500億円(前期比8.8%増)、営業利益3050億円(同44.1%増)と大幅な増益予想だった。それを、売上高1兆8600億円(同1.3%減)、営業利益2100億円(同0.8%減)に引き下げた。2期連続の減益となる公算だ。
下方修正と同日に発表した13年4~9月期(上期)の決算は、売上高9251億円(前年同期比0.6%減)、営業利益1089億円(同2.1%減)だった。落ち込みが小幅にとどまっているのは、為替による収益の押し上げ効果による部分が大きい。売上高で1080億円上乗せされており、実質の売上高は前年同期比12%減だった。
鉱山機械の需要が急減
足を引っ張っているのが、資源価格低迷のあおりを受けたアジア、オセアニア、中南米の鉱山機械の落ち込みだ。通期1900億円の売上高引き下げ分のうち、1500億円をこれら鉱山機械で占めている。
とりわけ深刻な状況にあるのが、アジア地域の売り上げの4~5割を占めるインドネシアだ。期初計画を発表した4月時点では、前期低迷していた需要が今期末にかけて緩やかに回復してくるとみていた。
しかし、「ラマダーン(断食月、7~8月中旬)が明けても、なかなか回復しない」(大橋徹二社長)ことから、下方修正を余儀なくされた。今期の鉱山機械における全世界の需要見通し(台数ベース)について、期初に想定していた前年比25%減から、足元は同5割減に変更している。
なぜ見通しが大幅に狂ったのか。鉱山機械の需要予測を立てる際、コマツでは資源価格の推移、顧客の生産計画、実際の生産状況の3つを参考にするという。インドネシアについても、期初計画を作る際、資源価格は低水準にある一方で、生産量は増えていたため、鉱山機械についてもある程度需要が戻ると判断したようだ。実際、同国の石炭生産量は7、8月とも、それぞれ前年同月比10%伸びている。
だが、石炭価格はいっこうに上がらない。そこに急激なルピア安が重なり、鉱山会社の機械への投資意欲が減退した。
下期は”最低限”の計画
コマツは今後、資源価格や通貨の変動で業績を左右されないため、手を打っていくという。
資源価格が上がらない中で、効率化が進まない鉱山が閉山、減産する一方、低コスト生産ができる競争力のある鉱山は増産を続けている。そこで、鉱山ごとの稼働状況やコスト競争力を細かく見極め、有望な鉱山に営業資源を集中させる。
「こういう状況だからこそ、競争力の高い鉱山からは無人ダンプトラック運行システムのような(コマツにとっても付加価値の高い)製品の引き合いが強い。しっかり見極めたうえで、売り込みをかけていく」(大橋社長)。
今回見直した下期の鉱山機械売上高計画は、すでに受注済みのものと資源メジャーから受注がほぼ確定しているものだけを反映した“最低線”の水準だ。「大きな下方修正をする以上、きちんと達成したいこともあって、こういう計画を出している」(大橋社長)。下期はどれだけ上積みできるのかが、今後の焦点だ。
http://toyokeizai.net/articles/-/22862
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