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ソフトバンク、"飛び道具"でドコモ越え!

孫社長は2時間弱にわたってプレゼンと質疑応答をこなした
プレゼンの冒頭、孫正義社長はこう静かに切り出した。「皆さん、虹の根っこを探しに行ったことはありますか。小学校3~4年生の夏の日。虹の根っこはどこにあるんだろうと、友人たちと山の向こうにワクワクしながら出掛けていったことがあります。今も、その時とまったく同じ気持ちでワクワクしながら仲間たちと夢を追っている」
夢を追う話をゆっくりとかみしめるように語り、一緒に夢を追い掛けた仲間、故・笠井和彦取締役(10月21日に76歳で他界)を悼んだ。
飛び道具でドコモを抜いた
ソフトバンクは10月31日、都内で会見を開き、今4~9月期決算を発表した。売上高は前年同期比72%増の2兆5986億円。営業利益は同66%増の7150億円と大幅増収増益だった。
今4~9月期には、7月に子会社化した米スプリント(売上高7609億円)のほか、イー・アクセス、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、ウィルコムが子会社化されている。主力のソフトバンクモバイルも携帯電話の契約純増数トップを維持しており、158万件の増加を記録した。すでに決算を発表していたヤフー・ジャパンも広告事業を中心に好調だった。
利益面では、ソフトバンクモバイル、ヤフーの伸びに加え、ガンホーとウィルコムの連結化に伴う一時的な評価益を合計で2538億円計上している。その一方で、米国スプリントの営業利益は223億円のマイナスだった。同社の契約数は7~9月期で31万件の純減。旧ネクステルのネットワークを閉鎖した影響で契約者数は減少している。また、子会社化によって計上した顧客基盤の償却費437億円も足を引いた。
孫社長は売上高、営業利益、経常利益、純利益でもNTTドコモを逆転し、大きく上回ったことをアピール。「飛び道具を使って抜いた、とも言われますが、何でもいいと思っている。はしごに登ってでも、要は超えればいい」。ガンホーやウィルコムの子会社化に伴う一時益を差し引いても、営業益はドコモと同水準であることを強調した。
世界ナンバーワンを連呼
今回はいつにも増して、「世界ナンバーワン」を連呼した会見だった。
まずはeコマースの世界ナンバーワン。先日発表したヤフーのeコマース革命(出店料、売り上げロイヤルティが無料)で出展要請が激増したことに加えて、出資するアリババグループの「タオバオ」が急成長中で、取扱高では米イーベイや米アマゾンをはるかにしのぐ規模にあるとアピールした。
次に携帯端末の仕入れボリュームだ。世界トップの米携帯卸売会社「ブライトスター」の買収により、「2位に倍以上の差をつける世界ナンバーワンになった」(孫社長)。グローバルメーカーに対する交渉力が格段に増すことで、長期にわたってメリットが発現してくるという。仕入れ価格はもちろん、アンドロイド端末の仕様についてもソフトバンクの意向が通りやすくなるようだ。
そして、孫社長がもっとも力を込めたのが「スマホゲームの世界ナンバーワン」だった。ソフトバンクはガンホーと共同で、ゲームアプリの新興企業「スーパーセル」(フィンランド)を買収することを発表している。
現在、スーパーセルは、アクション・戦略ゲームの「クラッシュ・オブ・クラン」(12年11月配信)と、農園系シミュレーションゲームの「ヘイ・デイ」(同年6月配信)を配信している。2タイトルとも世界的に大ヒットし、アップル「App store」の売上高ランキングでは「クラッシュ・オブ・クラン」が1位、「ヘイ・デイ」が4位につけている。スマホゲームの超有力企業だ。
会見に登壇したスーパーセルのイルッカ・パーナネンCEOは、「将来のビジョン達成を長期で支援してくれるパートナーとして、ソフトバンクは理想的だ」と語った。
今後はガンホーのスマホゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の海外展開に向け、マーケティング面などでスーパーセルが協力することになる。ただし、ソフトバンクとしてはスーパーセルの独自性を尊重し、長期的でユーザーのメリットを見出していく。
孫社長はアンドロイド端末向けのコンテンツサービス「Google Play」、アップルの「App store」においても、売り上げで約8割、利益の9割はゲームが占めていると指摘。「ゲームを制するものがスマホコンテンツを制する」と今後もゲームを重視する姿勢を明らかにしている。
スマホゲーム世界ナンバーワンへ
ついにスマホゲームでも世界ナンバーワンを宣言したソフトバンク。国内での成長鈍化がささやかれる「パズドラ」が海外で成長を再加速できるか、という点も気になるが、ソフトバンクが今後、グループとしてゲームをどう位置づけるか注目される。
パソコンソフトの流通や出版、ブロードバンド、モバイルと主力事業を進化させ、最近では米国戦略も本格スタートしている。今後はゲーム分野でも本腰を入れて買収を進めるのだろうか。モバイルを事業の中心軸に据えつつ、ソフトバンクの転身はすでに始まっているのかもしれない。
http://toyokeizai.net/articles/-/23125
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